精密鋳造

精密鋳造

Precision Casting

「薄い」「複雑」「中空」そんな鋳物はイナテックにお任せ!
ADC12材・マグネシウムにも対応可

高精度
CT6級
Rz=40μm
造型プロセス
有機CO2…主型、大物
自硬性・・横型、小物
コールドボックス・・中子、高精度
サイズ
最大400mm×400mm
素材
アルミ(AC2B、AC4B、AC4A、AC4C-H)
アルミダイキャスト材 ADC12
マグネシウム AZ91D
薄肉
1.5mmの薄肉鋳造可
ロット
1〜

01 ADC12材の精密鋳造

アルミダイキャスト用素材のADC12材を用いた精密鋳造を行っています。金型レスのADC12材鋳造工法は、開発、試作分野のリードタイム短縮とコストダウンに貢献します。イナテックでは、巣の無い薄肉鋳造技術と、金型鋳造に近い表面粗さを実現する技術があり、実用性のある製品づくりが可能です。また、オーダーメイド寸法でのADC12ブロック材制作にも対応します。

021.5mmの薄肉鋳造

放熱性の高いヒートシンクの製造

イナテックでは砂型鋳造および総削り加工で、アルミ製のヒートシンクの試作~小ロット生産に対応いたします。最小フィン肉厚1.5㎜、最大フィン高さ80mm、最大製品長さ700㎜のヒートシンクを製作することが可能です。形状自由度が高い砂型鋳造法で、コンパクトで複雑な形状のヒートシンクに対応することができます。その技術を用いて複数の部品で構成されているヒートシンクを一体化することも可能です。太陽光発電・風力発電などのパワーコンディショナー、自動車部品・通信機器などの筐体品の開発・試作にぜひご利用ください。
またADC12材で鋳込むことにより、熱伝導率が約150W/(m・K)という高い放熱性を実現します。

03【30%の軽量化に成功】複雑・薄肉のミッションケース

自動車のミッションケースの軽量化事例です。従来品は肉厚3.5㎜、重量7.4㎏の製品。イナテックの鋳造技術で肉厚を1.8㎜まで薄肉にすることにより、重量5.2㎏となり、30%の軽量化を達成しました。またミッションケースは寄せ型の砂型鋳造品の為、肉厚公差は通常±0.5㎜が限度と言われてきましたが、イナテックでは肉厚公差を±0.3㎜に抑えることができました。

イナテックが作ったミッションケースは
500台限定生産のTOYOTA LFAにも採用されました!

04次世代車向け中空形状の砂型鋳造

アルミ砂型鋳造品で製品の内部を中空形状で作る技術を有しております。単なる中空形状だけではなく、製品内部にフィン形状を施すことも可能です。

また中空形状の鋳物素材を作るだけでなく、5軸加工機を使って、切削加工による安定した品質の製品を提供することも可能です。試作品の製作(中空形状品の量産前)や、小ロット品での製作において、お困りごとがあればぜひイナテックにご相談ください。

【サンプル品の大きさ】200×H200

砂型鋳造とは?

砂型鋳造は、溶かした金属(溶湯)を砂で作った型に流し込んで作る製造法です。
流し込んで作るので、自由曲線の多い製品の製作に向いています。砂型鋳造は、1個あたりの製品費用は高いが、型費が金型に比べて安いので、量産前の試作品評価や、少ロット品の生産に向いています。
型割りした部分ごとに木型を作り、木型はCADデータからモデリングしてマシニングセンターで削る。その後、木型に人の手で砂を込めます。砂には粘結剤が混練されており、硬化剤をかけて砂を固めます。砂が固まったら、木型を抜き、砂型を組み合わせます。次に溶湯を湯口から流し込みます。溶湯はセキを伝わって製品部に入り、溶湯は最後に押し湯のところに行きます。そのまま自然な状態で冷却させ、溶湯を凝固させます。砂型を破壊し、中の固まった溶湯を取り出します。湯口、セキ、押し湯などを切断し、グラインダーなどで不要部分と、型割り部のバリを除去します。ショットブラスト、サンドブラストで鋳肌を整えて、完成となります。

05最新の3DCAD/CAM・CAE・デジタイザー・CTを活用したものづくり

鋳造における方案設計は、製品の品質に大きく影響します。イナテックでは長年培ってきた鋳造技術とノウハウで、最適な方案設計を行います。最新の3DCAD/CAMとCAEを活用して、鋳造時のトライ回数を極力低減できるよう設計します。また、デジタイザー(非接触3次元スキャナー)で鋳造製品の測定を行い、CADデータとの差分をいち早く可視化することで、試作品製造におけるリードタイム短縮に貢献します。
また、出来上がった鋳物はCT検査や非破壊検査などを行い、巣の無い鋳物であることを確認します。

受入フォーマット CATIA-V4、V5、Parasolid、DXF、IGES、STEP、STL
試験・検査一例 CT検査、非破壊検査、蛍光浸透探傷試験など

06アルミ・ADC12材、マグネシウムに対応

アルミでは、AC2B、AC4Cなどの砂型鋳造材を始めとして、量産用ダイカスト材のADC12に対しても、砂型鋳造での製作が可能です。マグネシウムでは、AZ91Dの砂型鋳造での製作が可能です。また、お客様ご指定の成分を添加して、独自の材質を製作することも可能です。(その場合は、お客様と打合せを行い、溶湯の作製方法を決定します。)

07加工しやすい、ムダのない鋳造

イナテックは切削加工メーカーとして創業し、事業拡大に伴い、鋳造の要素技術を社内に構築してまいりました。切削加工メーカーの目線だからこそ、切削効率の良い鋳造品を製造することが出来ます。ムダの無い鋳造品で、切削工程時の負荷を低減し、社内で一貫生産体制することで、リードタイム短縮とコストダウンのご提案を可能にしています。鋳造から加工の一貫生産対応はもちろん、鋳造品1個の素形材出荷にも対応しております。